自分は、大学で保育・幼稚園・小学校の教育について勉強し、小学校教員として10年以上勤務しました。また、幼児の双子の息子と乳児の娘の父になり、育休も取得し育児に関わっています。
自分は「成長マインドセット」の考え方を大切にしながら、教育や子育てをしています。読んだ人にも、この考え方を意識しながら、子育てや教育に関わってほしいなと思います。
この記事では、
- 成長マインドセットとは何か?
- どうやって成長マインドセットになるのか?
についてまとめます。【実践編】では、自分が教師としてどのように実践していたかを記事にします。
成長マインドセットとは
キャロル・ドウェック博士が研究し、人の心の在り方は2つに分けることができると結論付けました。その2つが今回紹介する成長マインドセットと固定マインドセットです。
- 成長マインドセット・・・人の能力や性格などは将来にわたって変化すると思っている。
- 固定マインドセット・・・人の能力や性格などは生まれ持ったもので変化しないと思っている。
成長マインドセットの凄さ
成長マインドセットの解説動画を50分ほど見た学生は、見ていない学生に比べて
- 学期末のテストの成績が上がった。また、落第点をとる人が3%ほど低くなった。
- ストレス耐性も高くなる。
となり、研究結果より
- 物事に粘り強く取り組める。
- いろいろなことに挑戦できる。
- 能力が伸びやすくなる
- ストレス耐性が高くなる。
これらが、成長マインドセットになるメリットになります。
成長マインドセットに近づく方法
これだけメリットのある成長マインドセットには、どのようにすればなれるのかをまとめたいと思います。
動画を見せる
先程も出ていたキャロル・ドウェックさんの動画を見るだけで、知識が変化し効果があるそうです。
その動画はこのサイトでチェックしてみて下さい。
脳は使うほどに成長することを知る
最近の研究で、脳は使えば使うほど成長していくことが分かっています。今できないことは、脳を使っていないからできないと考えることができます。
つまり、今できないことも脳を使えばできるようになっていくということですね。これを知っているだけで、成長マインドセットに近づけますね。
プロセスを認める
固定マインドセットは才能によってできるか・できないか決まる考え方です。
成長マインドセットはプロセス(努力や工夫)によってできるか・できないかが決まる考え方です。
だから、教える側は、プロセスを認めることで、子どもたちもプロセスを大切にするようになります。プロセスを大切にし、それに着目した声かけをしましょう。
また、どんなプロセスがいいかを考えさせ、努力し成功体験につながるとより成長マインドセットに近づきます。
努力が認められないこともあることを知る
これは、プロセスを大切にすると相反すると思われるかもしれませんが、努力すれば絶対成功すると考えることは、固定マインドセットになります。
努力するにしても、努力の方向性・質・量が大切になると考えることが成長マインドセットにつながるのです。
終わりに
この記事を読んでいただけたら、成長マインドセットの凄さやどうやって成長マインドセットになっていくのか分かっていただけたかと思います。次の記事で、教師・親としてどうやって成長マインドセットに近づけるかを記事にしたいと思います。読んでみて下さい。
最後に、自分は、大学で保育・幼稚園・小学校の教育について学習し、教員として困っていた時期に教育・子育て・心理学・脳科学等を勉強することで成長できました。
その時の内容や、今でも勉強している育児や教育に生かせそうな内容をブログやTwitterで発信しているので、フォロー等してくださると嬉しいです。
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