ほめて伸ばすために知っておきたいこととほめることのデメリット 知っといてもいいと思います。のブログで書いた、ほめることのメリット・デメリットが分かると思います。このメリットを残しつつ、デメリットを除いて子どもたちに指導する方法があります。それが、『ありがとう』とフィードバックです。この良さについてまとめていきたいと思います。
この方法が分かってから、子どもたちへの指導が本当に楽になり、自分の中で価値観も変わりました。それまでは、管理的なイメージで指導していましたが、子どもたちに任せられるようにもなってきました。
子どもたちとの関わり方に悩んでいる人、学級経営をもっと上手くいかせたい人にも読んでもらいたいと思います。
どうして『ありがとう』?
マズローの5段階欲求説から考えると
この図はマズロー人間の5大欲求を表したものです。この中で、『ありがとう』を使えば、3段目の社会的欲求と4段目の承認欲求を満たすことができるようになります。効率的ですよね。
アドラー心理学で考えると
アドラー心理学では、『ありがとう』をとても重視しています。『ありがとう』では、相手と自分を対等な関係で使う言葉になります。このような対等な関係によって、「相互信頼・相互尊敬」を育むことができ、共同体感覚を養うことができます。
この共同体感覚を児童や子どもが育むことで、
- 他者の気持ちに共感できる。
- 集団に所属していると思える。
- 集団に貢献しようと思える。
- 関わる人たちと、相互に尊敬・信頼できる。
- 進んで協力しようと思える。
こんな効果があれば使おうと思えますよね。
『ありがとう』は使う側にもいい効果が!?
他人に『ありがとう』をたくさん使うと使った人にもたくさんのいい効果があります・
- 幸福感が上がる。
- よく寝られるようになる。
- 自制心を高める。
- ポジティブになれる。
- 人間関係が良好になる。
子どもたちに良い効果があるだけでなく、使う側にもいい効果があるなんて、使わない手はないでしょう!!
どうしてフィードバック?
ほめることのデメリット 知っといてもいいと思います。で書いた、強化ですが、フィードバックでも起こすことができます。その時に大切なことは、すぐ声かけすることです。1分以内にすることが大切です。このことを即時フィードバックといいます。フィードバックには2つの観点があります。
- 強化として
- 情報として
強化としてのフィードバック
これは先ほども書きましたが、何らかの行動ができたときに、しっかり反応することで、その行動を強化することができ、その後もその行動が増えることになります。
望ましい行動をした時には、しっかりフィードバックをしていきましょう。
情報としてのフィードバック
何らかの行動をしたときに、
- 良かったのか。
- 悪かったのか。
- どこまでできていたのか。
- 他にいい方法がないのか。など
の情報を与えるようにしましょう
ほめ言葉をフィードバックにするコツ
自分はほめ言葉とフィードバックの違いを形容詞がつくかどうかだと思っています。
・すごい。などの言葉を言葉などを使わずに、具体的に何ができたのか。を伝えるようにすることがフィードバックにするコツだと思います。
〇〇ができたね。
OK!!できてるよ、
など短く何ができているか伝えよう。
まとめ
今回のブログで
今回の内容は、何か準備をしたり、練習したりする必要もなく、自分の考え方を変えるだけで、子どもとの関わり方を変えるだけで、子どもたちの成長を促すことができます。ローリスク・ハイリターンな方法だと思います。なので、少しでもほめ言葉を減らし、『ありがどう』やフィードバックを増やしていこうと思えたら嬉しいなと思います。
最後に、自分は、大学で保育・幼稚園も学習し、教員として困っていた時期教育・子育て・心理学・脳科学等を勉強することで成長できました。
その時の内容や今でも勉強した、育児や教育に生かせそうな内容をブログやTwitterで発信しているので、フォロー等してくださると嬉しいです。
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