自分は、大学で保育・幼稚園・小学校の教育について勉強し、小学校教員として10年以上勤務しました。また、幼児の双子の息子と乳児の娘の父になり、育休も取得し育児に関わっています。
我が家の双子達は2歳になりました。この2年間を振り返ると、ワンオペの双子育児で大変だったのは、立てるようになるまでのお風呂(双子の3大大変育児乗り切り方 ①ワンオペでお風呂)・イヤイヤ期の食事・歩き回るようになっての外遊びです。
その中で今回は、イヤイヤ期の食事についてまとめようと思います。
食べ散らかすし、手伝おうとすると嫌がるし、好き嫌いが出てくるし、、、、
一人でも結構ストレスが溜まるイヤイヤ期の食事。それが二人、、少しでも楽にできるようにと工夫してきました!!
色々準備すると楽になってきたので、参考にしてくださると嬉しいです。
心構え
やりたがることが自立への第一歩
2歳前後の子どもは自我が芽生え、周りにされるがままだった状態から自立しようとする一歩を踏み出しているのです。
この時期には脳も体成長していきます。イヤイヤ期がきたということは子どもが順調に育っているあかしです。
だから基本的に手伝わないようにしています。手伝おうとして、お皿を引っ張りっ合いになってこぼすことだってありますから、、、
スプーンを使わないのはやり直しかも
うちの子はスプーンを使わないことも多くあります。そんな時は、つかみ食べについて復習しているのかなと思って見守るようにしています。
体の成長も、知識の成長も今の内容が難しければ、一つ前に戻ってやり直すことで、その後の成長を伸ばすことができます。なので、つかみ食べをもう一度学習しているんだなと思って見守っています。
また、つかみ食べの方が、より触覚を使って味わうことになるので、脳にたくさん刺激を与えているのかなと思っています。
ワーキングメモリが少ないことを理解する
このイヤイヤ期の子どもは、前頭前野の発達が未熟で、ワーキングメモリがとても少ない状態です。
この頃は、子どもは本能だけで動いており、周りの状況や人の気持ちを考えたり、自分の気持ちをコントロールしたりする余裕がない時期です。なので、食べ方に気を遣ったり、親の気持ちを考えたりするところまで、余裕がないことを理解してあげましょう。
好きなものだけ食べてもいい?
偏食になったとしても、極端に体重が落ちることがなければ大丈夫!とhttps://www.sukusuku.com/contents/qa/86858この記事にも書いてありました。それを信じて、嫌いなものは少しでも食べればオッケー!!といった気持ちで関われたらいいのかなと思います。
たくさん声かけしよう!!
『ほめる』と子どもが変わる理由説明できます?のブログでも書いたのですが、人は自分のしたことに反応があることが嬉しくなり、その行動を繰り返す傾向があります。ですから、子どもが食べたら、しっかり反応しましょう!!ほめる必要まではなく、スポーツ中継のアナウンサーになったつもりで、実況中継をしてあげましょう!うちでは、オノマトペも入れて中継しています。
〇〇(子どもの名前)がスプーンでパク!!モグモグしているね!
食事前の準備
ストレスなく子どもたちとの食事を済ませるためには、事前の準備が大切です。
前かけ
我が家では下のような袖まであって、大きなエプロンのような前掛けを使っています。
どうしてこれを使っているかというと、手掴み食べをすれば、袖まで汚れていきます。その時に長袖であれば、袖が汚れることも少なくなります。また、小さな前掛けだとズボンまで汚していくことになります。
これを防いでくれます。またポケットもついているので、床にも落ちにくくなります。これなら安心して見守れますよ。
レジャーシート
我が家は、カーペットの上で子どもたちはご飯を食べています。カーペットに汁を垂らしたり、ご飯粒がついてしまうと掃除が大変すぎます。これを防いでくれます。いつ食べてもいいように朝に敷き、食べたら、タオル等で拭くようにしています。
100均のレジャーシートは必須です。
お皿
我が家では、縁に向かって、すぼまっている形をしているお皿を使っています。普通のお皿では、ご飯を掬おうとしても、お皿からこぼしてしまうことが多くなってしまいます。
でも、このようなお皿を使えば、子ども一人でも、スプーンで、料理をすくうことができるようになるので、親が手を出す必要性が下がります。
スプーン
我が家では、ドートルのスプーンを使ってます。
このスプーンは丸くてコロンとしたかわいい形が特徴的なスプーンとフォーク。スプーンとフォークの持ち手部分はコロンと丸くて短い形状。赤ちゃんの小さい手の中に収まり自分で自由自在に操作できます。スプーンは自分ですくってこぼさず口に運びやすくなっています。
このスプーンにしてから、こぼすことが減りました。
このドートルのスプーンなどを使っていると、箸の使い方も上手になるとあったのでこれからにも期待です!!
椅子も工夫!!いや拘束?
我が家ではできていないのですが、子ども用の椅子もベルトで止められるようなタイプにすればよかったなと思います。
そうすれば、食べ歩きを防ぐことができ、食べ散らかす範囲を減らすことができます。我が家では、子どもの食事への集中がなくなったり、あまり好きでないものを食べていると立ち歩くようになります。失敗した!!
ご飯の出し方
イヤイヤ期の子どもはワーキングメモリが少ないのです。そのため、だいたい一つのことしか考えることができません。
だから、順番に食べよう!!とか最後に好きな物食べよう!!など考えながら食べることが難しいことを理解すると料理の出し方も工夫することができます。
一品ずつ出す
ワーキングメモリが少ないので、複数のことを考えられません。なら、一つのことに集中させてあげればいい!!ってことで、1品ずつ出すようにしています。これなら食べ散らかすことが少なく、遊び食べになりずらいです。
一つの皿にまとめる
複数のお皿があれば、食べ物をまとめたり、皿から皿に移し替えたり遊びになっていきやすいです。
なので、一皿にまとめてしまうことで、遊びになりにくくなりました!!
小分けにして出す
量の調整も大切です。最初は食べきれて当たり前の量だけ出すようにしています。最初から量が多いと、途中で集中が切れてしまい、遊び食べになりやすいなと感じました。なので、最初は絶対に食べ切れる量にして、おかわりをするようにしました。一回ごと食べ切ることで、達成感を味わうことができ、子どもたちの集中も続きやすくなりました。
終わりに
我が家では、こんな感じで少しでもイヤイヤ期の食事のイライラ(親)を減らせるように努力しています。親がイライラしなければ、子どもたちも安心して食べることができ、食事が好きになってくれたら嬉しいなと思います。
最後に、自分は、大学で保育・幼稚園・小学校の教育について学習し、教員として困っていた時期に教育・子育て・心理学・脳科学等を勉強することで成長できました。
その時の内容や、今でも勉強している育児や教育に生かせそうな内容をブログやTwitterで発信しているので、フォロー等してくださると嬉しいです。
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