自分は、大学で保育・幼稚園・小学校の教育について勉強し、小学校教員として10年以上勤務しました。また、幼児の双子の息子と乳児の娘の父になり、育休も取得し育児に関わっています。
今回は『マンガでわかる 怒らなくても子育てがラクになる「しくみ」教えてください』のレビューを書いてみようと思います。
この本を読み、子どもと一緒にしくみづくり(準備)をすることによって、子どもが自分から動けるようになったり、子ども自身が準備できるようになるなと思いました。
口うるさく子どもに指図するのではなく、子どもが自分から動ける子になり、それを認める生活にしたいな思う方は読んでみてください!!
内容
著者は?
著者の中島美鈴さんは、臨床心理士・公認心理士・心理学博士だそうです。そして、子育てがラクになるために必要な認知行動療法を専門にされているそうです。
つまり、子どもたちの心の動きや、どのようにすると望ましい行動をしてくれるのかについてのプロってことになりますね。
テーマ
この本では、どのご家庭でも子育てで苦労したり、悩んだりしていることについて、子どもたちの特性を理解するとともに、どんな仕掛けを用意することで子どもが望ましい行動に向かうのかが書かれています。
内容としては、5歳ぐらい〜小学校高学年ぐらいの子に向けての内容かなと思います。
ただ、育児の心構えや知識を得るという観点では、いつ読んでも参考になると思います。
書かれている悩みは
- 忘れ物をなくす
- 朝の準備
- 自分から宿題をする
について詳しく書かれています。
感想
この本を読んで大切だと思ったことは、
- 子どもの苦手について理由も含めて理解する
- 望ましい行動をするための『しくみ』を子どもと一緒に作る
- 望ましい行動ができたら、しっかり声かけ(行動を強化)
このサイクルに乗せることがやっぱり大切だなと思いました。
これは、自分が小学校の先生として勤務する際にも大切にしていたことです。
この本を読んでより、サイクルにするための『しくみ』を作ったり、『しくみ』の作り方を学ぶ大切さを感じたので、子育てにも活かしたいなと思います。
ひとつ、自分が考えた例として、『朝の時間の準備を早くさせる』を例に『しくみ』を作ってみます。
原因:子どもの脳は「時間感覚」を正しく理解できない
(何に何分かかるか正しく認識できていない)
対処法:10分単位のスケジュールをたてて、行動を見える化
例えば:ルーチンタイマーを活用する(何分になったから〇〇をするを示してくれる)
このように原因に対して対処することで、子どもが望ましい行動ができるようにしていこうと思います。
終わりに
この本は、保護者が子どもと一緒に『しくみ』を考えようとしています。
そうすることで、子ども自身が『しくみ』を考えられるようになれば、自分で準備ができるようになったり、進んで宿題をしたりするようになります。
子どもと一緒に「しくみ」を作り、育児をラクにしていきましょう!!
最後に、自分は、大学で保育・幼稚園も学習し、教員として困っていた時期教育・子育て・心理学・脳科学等を勉強することで成長できました。
その時の内容や今でも勉強した、育児や教育に生かせそうな内容をブログやTwitterで発信しているので、フォロー等してくださると嬉しいです。
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