自分は、大学で保育・幼稚園・小学校の教育について勉強し、小学校教員として10年以上勤務しました。また、幼児の双子の息子と乳児の娘の父になり、育休も取得し育児に関わっています。
最近増やしている教育書レビュー。今回は
『子どもの地頭とやる気が育つ😄おもしろい方法』著者篠原信さん
自分なりに勉強になった点をまとめていこうと思います。
『子どもの地頭とやる気が育つ😄おもしろい方法』の本とは?
この本は、著者の篠原信さんが子育ての困りごとをQ&A形式で対応策を説明してくれています。
作者の篠原信さんは、京都大学で農学博士です。また不登校児や学習障害児、非行少年など受で受け入れたり、子育てに関する相談や講師などをされたそうです。
その経験からの回答なので、その考えがあったか!?と驚かされる方法も出てきます。
おすすめの人
- これに困っている!と決まった悩みがある
- 子育ての対応のレパートリーを増やしたい
- 子育てにちょっと疲れている人
- 子育ての悩みが多い人
- 子どもの地頭を鍛えたい(学ぶ意欲を持たせたい)人
などにおすすめの本になっています。特に特定の悩みがある人は、目次を読んで解決できるか考えてみてもいいと思います。
勉強になったポイント
自分なりに勉強になった点を抜粋したいと思います。
ポイント① 子どもが無関心なら、一緒に面白がろう!!
子どもが何事にも無関心で心配になることもあるかと思います。しかし、無関心や好奇心がないように見える子どもは、どんなところが面白いと思えばいいのかわからない子が多いそうです。だから、親が一緒に面白いことを見つけ、一緒に面白がり、不思議に思うことで、徐々に子どもが関心を持つようになるそうです。その時に、簡単答えを見つける必要はなく一緒に面白がってあげることが大事だそうです。
ポイント② 何度言っても、できないのは、インプットは終わっても、アウトプットの練習がいるから
子どもを育てていて(大人でもそうだけど)何度も言っているのの、できるようにならないことありますよね。
これは入力と出力は別物として考えるそうです。「入力」は鍛えやすいけど「出力」鍛えにくいので、
『一通り教えたから、思い出せばわかるよ。落ち着いて覆い出してごらん。』と
出力に安心して取り組めるようにしてあげることが大切だそうです。
自分も早く結果が出るように焦らしてしまったことが多かったなと反省しました。
この考えは、小学校でも大事で、アウトプットの練習を増やすこと(例えば漢字を思い出す練習)をしっかりしていくことが大事だと思います。
ポイント③ 子どもの余計なことは子どもにとっての「実験」
子どもがお茶碗に箸やスプーンをガンガンぶつけたり、何度も物を落としたりして腹立ててしまうことはありませんか?
筆者はこのような行動は、3歳までは子どもにとっての実験だと書いてます。
叩く強さや材質による音の違いを調べていたり、物を話すと重力によってものが落ちることを確認しているそうです。子どもは法則性が好きなので、繰り返しして遊びながら実験をしているんですね。なので、飽きるまでさせる方がいいと考えているそうです。
もし、物が壊れてしまっても、「学び」の機会にしましょう。
「壊れてしまったね。大切だったけど、下に落としてしまったら、こんな風になるんだね。残念だけどバイバイだね。」(私の意訳)
とすることで、物が壊れることも学習できるそうです。
まとめ
このように、『子どもの地頭とやる気が育つ😄おもしろい方法』では、著者の篠原信さんの豊富な教育経験をもとに、子育ての困り事や悩みへの解決策や考え方、心のあり方を教えてくれる本です。
自分はこの本を読むことで、子育てをしていて変に力が入っていたのかなと思いました。力を入れすぎなくていい点を教えてもらい、どこで力を入れればいいのか学ぶことができました。
興味がある人はちょっと覗いてみてください。
終わりに
最後に、自分は、大学で保育・幼稚園も学習し、教員として困っていた時期教育・子育て・心理学・脳科学等を勉強することで成長できました。
その時の内容や今でも勉強した、育児や教育に生かせそうな内容をブログやTwitterで発信しているので、フォロー等してくださると嬉しいです。
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