自分は、大学で保育・幼稚園・小学校の教育について勉強し、小学校教員として10年以上勤務しました。また、幼児の双子の息子と乳児の娘の父になり、育休も取得し育児に関わっています。
子どもが指示・命令を聞いてくれないんですよ。
って悩み、教育や子育ての場面でよくあると思います。そんな時には、思い切って指示・命令をやめて選択肢を示して、望ましい行動をしてもらえるようにしましょう!!
教師としてどのように使っていたのか・子育てでどのように使うのかをまとめてみたいと思います。
他にも、指示を使わずに望ましい行動をしてもらう方法についてより指示・命令を通したいなら、指示・命令をやめる!?【理由編】 より指示・命令を通るようにしたいなら、指示・命令をやめる!?【実践編】などを読んでいただけたら嬉しいです。
選択話法(ダブルバインド)って何?
相手に選択肢を示し、そのどちらかを選べるようにするものです。二つの選択肢どちらとも親又は教師にとって望ましい行動を選択肢にします。
選択肢をこちらが掲示することで、『しない』という選択を除くことができます。
使い方の例(こんな風に使います)
宿題をさせるとき
宿題では、宿題をしない!や宿題を後回しにする!といった選択肢をなくすことが大切です。なので、
宿題は、音読からする?算数のプリントからする?
といったように、何からするかを選べるようにするといいです。また作業興奮(やり始めることで、集中力が上がってくること)といった考え方もあるので、子どもにとって、やりやすいものや得意なものを選択肢に入れるといいですね。
服を着せるとき
我が家の2歳児にも、選ぶことを経験させることも大切なのかなと思います。
イヤイヤ期の子どもと接する上で大事にすることは、子どもの気持ちを受け入れることです。そのためにも、相手に選択肢を示して、選んでもらうといいですね。
ズボン、どっちの足から履く?
のような当たり前のことも選択肢を示し、子どもの気持ちを大切にしたことを伝えて行くこともいいかなと思います。
宿題の量を子どもに選ばせる?
子どもに宿題の量を選んでもらう時にも使えます。これは、アンカリング(基準をずらす)も兼ねて使います。
今日のプリントの枚数だけど
3枚がいい?
それとも5枚がいい?
これなら子どもたちは、絶対に3枚がいい!!って言います。(当たり前ですがw)子どもが選んでいるので、子どもは責任感を持って取り組んでくれます。
何をするか決められない子にも
掃除などの場面で、自分が何をするか決められない子にもダブルバインドは使えます。
ほうきで掃き掃除と
棚ぶきどっちをする?
なかなか決められない子は選択肢を自分で作ることが難しい子もいます。そんな子には、選択肢を示すことで、自分で決めることができます。困っている子を助けるためにも使えるんですね。
終わりに
このように例を出してみましたが、その場その場で応用しやすい考え方なのかなと思います。
教師や親が子ども達に選べる範囲を示しながら、子どもの意思を大切にしていくことが大切になってきます。子どもとの双方向のコミュニケーションになるように、声かけしていきましょう。
最後に、自分は、大学で保育・幼稚園・小学校の教育について学習し、教員として困っていた時期に教育・子育て・心理学・脳科学等を勉強することで成長できました。
その時の内容や、今でも勉強している育児や教育に生かせそうな内容をブログやTwitterで発信しているので、フォロー等してくださると嬉しいです。
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