早産児・低出生体重児が産まれても、そこから我が家が前向き(リフレーミングできた)になれた理由6

双子

自分は、大学で保育・幼稚園・小学校の教育について勉強し、小学校教員として10年以上勤務しました。また、幼児の双子と乳児の娘の父になり、育休も取得し育児に関わっています。

うちの第1子・第2子の双子くん達は、出産予定日から2ヶ月早く産まれ、NICUに入りました。出生時の体重は、第1子は1,500g台で低出生体重児、第2子は1,300g台で極低出生体重児でした。

多胎児の実に6割弱が早産児、7割強が低出生体重児になりうると言われています。

NICUでは、多くの管に繋がれた状態だったので、妻は未熟児で産んだしまったことをとても後悔していましたが、夫婦で下記の様に前向きに捉え直し(リフレーミング)て、育児に向かうことができました。

この記事を読んで、これから出産を迎えるプレパパ・プレママの心の準備になったり、子どもが未熟児で産まれたことを辛く思っている人の心が、少しでも軽くなればうれしく思います。

 



育児練習ができる

イラストや

出産から第一子の退院まで1ヶ月ありました。その間に、NICUやGCUに面会に行きます。そこで、ミルクのあげ方や沐浴の仕方を看護師さんに説明してもらいながら、何度も自分の子どもと練習を行うことができました。

そのおかげで、安心して子どもたちを家に迎え入れることができました。

イメージを持って育児準備ができる

退院まで自分の子どもと関わる機会がありながら、一緒に暮らすようになるまで1ヶ月という時間があったので、準備を楽にすることができました。

例えば、おむつや粉ミルクを買うにしても、病院で何を使っているのか分かってから、楽天買い物マラソンの日に買うことができました。少し節約になりました。また、実際に自分の子どもを思い浮かべながら商品を買うことができる点も良かった所です。

ママの体調が少しでも回復した状態で赤ちゃんを迎えられる

子どもの退院まで1ヶ月あったので、産後の肥立ちで一番しんどい時に安静にして過ごすことができたところも良い点なのかと思います。ただ、1ヶ月過ごせたからといって、体調が万全になるわけではないので、子どもの退院後もママを大切にします。

子どもが元気に産まれることのできるタイミングだった

私達は、子どもが予定日より2ヶ月早く産まれたのは、その時がこの子達のタイミングだったんだと思っています。

出産日の10日前の検診時に、双子の片方の成長が停滞し、成長曲線の平均の枠を下回ってしまっていました。このままでは危ないと思って、もう片方の子が外に出ようとしたのかなと思っています。

これは全て想像でしかありませんが、こんなふうに前向きに捉えることもできると思います。

成長は修正月齢で考える

私は、未熟児で産まれたら成長や発達はどう考えるのか不安に思っていました。

しかし、修正月齢で考えると聞いて、基準が分かったことで大分安心することができました。

修正月齢とは、元々の出産予定日からどれだけの期間が経ったのかで考えます。例えば、出産予定日より2か月早く生まれた赤ちゃんの場合は、生後1か月は修正月齢マイナス1か月、生後2か月は修正月齢0か月、生後6か月は修正月齢4か月となります。

例えば、首が座る時期は生後3ヶ月から4ヶ月ごろと言われてますが、うちの子で言えば、生後5ヶ月から6ヶ月で首が座ることになります。

これを知っているだけで、安心して子どもの成長を見守れますよね。

リハビリがあり、成長について相談できる機会が多い

先程、成長については修正月齢で考えるから安心と書きましたが、その中でも不安なことがあります。これは予定日通りに産まれても、大なり小なり感じることだと思います。

しかし、うちの子は1,500g以下で産まれたこともあり、定期的にリハビリに通ってます。何か問題があるから通っている訳ではなく、困り事が出てないかを確認してもらっています。(人によっては、本当にリハビリが必要で通っている人もおられます。)

そのリハビリでは、次の検診までの課題や練習しておくこと、今困っていることへの相談などをしてもらっています。自分自身が理解しきれていないことを、専門の先生に教えてもらえるので、親としての学びが多くあります。

終わりに

自分の子が出産予定日よりも早く、小さい身体で産まれてきて、辛い気持ちになることも多いと思います。しかしそれでも前向きに捉え直して、育児の喜びをたくさん感じながら育児に携わっていけたらと思います。この記事の内容が、その一助になれば幸いです。

最後に、自分は、大学で保育・幼稚園・小学校の教育について学習し、教員として困っていた時期に教育・子育て・心理学・脳科学等を勉強することで成長できました。

その時の内容や、今でも勉強している育児や教育に生かせそうな内容をブログやTwitterで発信しているので、フォロー等してくださると嬉しいです。

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