より指示・命令を通したいなら、指示・命令をやめる!?【理由編】

子育て・教育で使える心理学

自分は、大学で保育・幼稚園・小学校の教育について勉強し、小学校教員として10年以上勤務しました。また、幼児の双子の息子と乳児の娘の父になり、育休も取得し育児に関わっています。

子どもが指示・命令を聞いてくれないんですよ。

って悩み、教育や子育ての場面でよくあると思います。そんな時には、思い切って指示・命令をやめると上手くいくことが増えますよ。

このブログでは、やめる理由を説明したいと思います。次のブログでは、代わりに使う方法を提案したいと思います。

強く言えばいうほど、反発する?

これは、『ブーメラン効果』といい、相手を一生懸命説得しようとすればするほど、相手の態度が硬化してしまうことです。

例えば、「宿題をしなさい!!」と言われると

逆にしたくなくなることってありませんでしたか?それは、このブーメラン効果が発動していたのです。

選べないと反抗する?

これは、『心理的リアクタンス』といい、自分の行動を他人に決められたと感じると、反発的な態度をとってしまうことです。

先ほどの宿題の例では、「宿題をしなさい!!」と言われると

それ以外の選択肢をなくされたことになり、反発的な気持ちになってしまうんです。

指示をするってことは、信じていないってこと?

これは『言葉の前提』が関わってきます。様々な言葉には、裏のメッセージがあります。

話が少しそれますが、人は他者から期待された役割をしてしまいやすくなります。(役割期待と言います)

先ほどの、「宿題をしなさい!!」では

裏のメッセージは、(この子は、指示しないとしない子)となります。

そのメッセージの役割をしようとするので、つまり、宿題をしなくなってしまいます。

終わりに

あれ?指示や命令ってうまくいかないってこと?

そうなんです、指示や命令ってよくないんですよね。

学級経営が上手くいかなくなると、どんどん強い言い方の指示が増えてきます。こうなってくると、どんどん上手くいかなくなるのがイメージできそうですね。

次のブログで、指示・命令を使わずに、伝える言葉についてお伝えようと思います。

最後に、自分は、大学で保育・幼稚園・小学校の教育について学習し、教員として困っていた時期に教育・子育て・心理学・脳科学等を勉強することで成長できました。

その時の内容や、今でも勉強している育児や教育に生かせそうな内容をブログやTwitterで発信しているので、フォロー等してくださると嬉しいです。

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