自分は、大学で保育・幼稚園・小学校の教育について勉強し、小学校教員として10年以上勤務しました。また、幼児の双子の息子と乳児の娘の父になり、育休も取得し育児に関わっています。
最近増やしている教育書レビュー。今回は
『世界基準の子どもを育てる成功する家庭教育最強の教科書』を読み、家庭教育の秘訣について学んだことをまとめました。英語学習に関する部分は評価が難しかったため、主に子育てや教育全般に活かせる点を中心に解説します。目次だけでもご覧いただけると嬉しいです。
社会で生き抜くために必要な能力5選
社会で生き抜くために必要な能力5選
現代社会で子どもが成功するために必要な能力として、以下の5つが挙げられています。
- 自己肯定感
- ありのままを受け入れてもらえるという思い。
- 英語力
- グローバル社会で必須のスキル。
- グリット力
- 最後までやり抜く力。心理学者アンジェラ・リー・ダックワース氏が提唱する成功者の共通点です。
- コミュニケーション能力
- 意思疎通の力だけでなく、人から愛される力も含まれています。
- マルチタスク力
- 複数の作業を効率よくこなす力。
これらの能力を育てるために必要なものが以下の3つです。
- 心構え
- 家庭環境
- TO DOリストの活用
心構え
親の心構えが子どもの自己肯定感を高めます。具体的な心構えは以下の通りです。
- 準備が10割!あとは見守る
- 準備ができていると、子どもを叱る必要がなく、成功に近づける。
- 手本を見せる
- 親が良い手本を見せることで、子どもも理解しやすくなる。
- 今の時代は子どもが育つまで待たない
- 情報や社会の変化が早いため、子どもの興味を待たずに環境を整える。
- 飽きる前にやめる
- 子どもが興味を持っているうちに止めることで、次に活かしやすくなる。
- ロケットスタートで楽に
- 一気にできるようになると、楽しさも味わえ、周りよりも優位に立てる。
- 大量のインプットがアウトプットにつながる
- インプットの量によってアウトプットが決まる。
家庭環境
子どもの自己肯定感やコミュニケーション能力を高めるための家庭環境を整える方法です。
- リビングで勉強
- リビングで勉強することで、親と話す機会が増え、子どもの興味を広げる。
- リビングに本棚
- 本がたくさんある環境を整えることで、本を読む習慣が身につく。
- 整理整頓よりも物を減らす
- 物を減らすことで、整理整頓する時間を減らせる。
リビング学習は親子のコミュニケーションを促進し、子どもの知識の幅を広げます。
本を読むことのメリット
読書には以下のメリットがあります。
- 巨人の肩に乗る
- 先人の知識を利用してロケットスタートを切ることができる。
- 批判的思考を身につける
- 読書を通じて、合理的な考え方ができるようになる。
- 寛容性が養われる
- 異文化や異なる考えに触れることで、他者の背景を理解できる。
- 感性と美意識が磨かれる
- 様々な人の感性に触れることで、感性が豊かになる。
TO DOリストでマルチタスクとグリッド力を育てる
他の育児書や教育本ではあまり触れられないポイントですが、効果的だと感じたのがTO DOリストの活用です。
TO DOリストを子育てで使うメリット
- 時間管理
- 脳内整理力
- 必要のないことを明確にし、脳のタスクを整理して集中力を高める。
- 達成感と自己肯定感
- できたことが明確になり、達成感を感じやすくなる。
- しつけをしなくても
- 何をするかが明確になるので、「○○しなさい!」と声をかける回数が減る。
- 自分の得意と個性が伸ばせる
- 長期的な視点で取り組むことで、個性を伸ばすことができる。
TO DOリストの大事なポイント
- TO DOリストを作る時にはプラス1を目指す
- 英語力をつけるなら英語表現と日本語表現でTO DOリストを作る
- 終わった後にポジティブな感想を書く
ポジティブな感想を書くことで、達成感や自己肯定感を高められます。
ポジティブな感想を書くことで、より一層達成感や自己肯定感を高められると思います。
まとめ
英語教育以外にも役立つ家庭教育のポイントをまとめました。どのポイントも簡単に取り入れられ、子育てや教育に効果的です。特に、自己肯定感が家庭でしか育めないという点に驚きました。興味がある方は、ぜひ『世界基準の子どもを育てる成功する家庭教育最強の教科書』を読んでみてください。
終わりに
最後に、自分は、大学で保育・幼稚園も学習し、教員として困っていた時期教育・子育て・心理学・脳科学等を勉強することで成長できました。
その時の内容や今でも勉強した、育児や教育に生かせそうな内容をブログやTwitterで発信しているので、フォロー等してくださると嬉しいです。
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